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Vol.8 「マッサージが血液の循環をよくする」
美しいピンクの肌は皮膚の血液の循環がよく行われることによって生まれます。しかしそればかりではありません。血液の循環がよいと皮膚に必要な栄養が十分行きわたります。表皮の新陳代謝が活発になり、表面をなめらかなものにしますし、張りと弾力をつくる結合線維、弾性線維の働きを高めます。
また、皮膚の衰えを早める老廃物も血液の循環できれいに運び去られます。そういう意味で、美しい皮膚をつくるために最も大切なのが血液の循環といえるでしょう。これをうながすには、皮膚のマッサージが効果的です。マッサージをする前にはむしタオルで皮膚を温めますが、これは温熱が血液循環をしやすくするからです。またマッサージは素手でも効果は同じですが、手のすべりをよくし、傷をつくったりしないように、鉱物油を含むコールドクリームなどが使われています。
マッサージは皮膚を図の実線の方向、つまりシワの方向に手をすべらせます。直角の方向だと結合線維、弾力線維の方向を乱し、皮膚の配列を壊して、皮膚をたるませることになります。またできるだけ手のひら全体を使って、広い範囲にわたってていねいにマッサージするのが望ましいのです。マッサージには、皮膚の血液循環をよくし、血管を強化し、皮膚の温度を高めるという三つの働きがあります。
血管系のうち皮膚に栄養分を送るのは、毛細血管で、マッサージも毛細血管に働きかけます。毛細血管は弱くなると必要以上に水分がにじみ出し、皮膚がはれぼったくなります。カブレなどのように血管に毒素が働くと起こる症状です。また、血管がもろくなると、赤血球が外にあふれて皮下出血の状態となり紫紅色になります。マッサージには、血液の循環をよくするとともに血管を強化して血管壁を丈夫にする作用もあるわけです。血流がよくなると脂腺や汗腺の働きも活発になります。寒くて皮膚がカサカサしていても、マッサージをすれば皮膚の分泌がうながされて潤いが出てきます。
美顔術(フェーシャル・トリートメント)では、マッサージと一緒に蒸気や赤外線を照射します。血液の循環をよくし皮膚の温度を高めるので、マッサージと同じ効果をあげますが、血管壁を強くする働きはあまり強くありません。
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