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Vol.3 『お肌の巧妙な仕組みと働き』

photo ■皮膚の役目
 皮膚の平均的な厚さは約一・四ミリメートル、最も薄いのは瞼の皮膚、最も厚いのは足の裏の皮膚です。この体全体を包んでいる薄い膜、その広さ成人で一万六〇〇〇平方センチメートルといわれます。皮膚全体の重さは体重の一六パーセントにあたり、これは最大臓器の肝臓の約三倍で、一番大きく、重い臓器というわけです。

 皮膚には三つの役目があります。一番大きな役目は、外界の刺激から身を守ることです。私たちの体を取り巻く大気中にはいろいろな有害物質がありますが、それらが体内に侵入するのを防ぐのが皮膚の重要な役目なのです。

 そして次に大切なのは体内の有機物質を体外に排出することです。汗などによって老廃物や有害物質を体の外に出すのです。

 三番目は体温の調節作用です。外気の温度に反応して、暑ければ汗を出して体温の上昇を防ぎ、寒ければ毛細血管を収縮させて、体の表面から熱が奪われるのを防ぎます。

 ところで、これは皮膚本来の役目ではありませんが、体の表面に出ていて、目立ちやすく、一番大きな臓器である皮膚は、体全体の調子が敏感に表れるところでもあります。

よく、力士の体調の良し悪しを判断するのに、肌の色つやや張りを見るのもこのためですし、名医 内臓の病気や過労、睡眠不足などの影響もすぐに肌に表れます。


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